目標を決めて、目標に向かって行動して達成できている人は全体の数%しかいない。
目標を立てる人は多くても、目標達成できる人が少ない理由は何か?
目標を達成するのはそんなに難しいことなのか?
目標を達成できなくて自己嫌悪に陥っている人、諦めそうになっている人へ。
全体の数%の人しか達成できない目標について、達成するための方法と達成できない原因について実体験も含め解説していきます。
目標を達成するためにやるべきこと
大きな目標でも小さな目標でも、やるべきことは今目の前の作業や行動。
目標は分解していけば、最終的には「今〇〇をする」というところまで具体的にすることができます。
目標とはいわば完成品であり、完成品をつくるには各パーツを組み立てる必要があり、各パーツをつくるには部品を一つ一つ作る必要がある。
目標も同じで小さなことが大きなことを成し遂げるピースになります。
妥協していいこと、妥協しないことを決める
「よし!やるぞ!」と思っても、なかなか目標が近くならない。
そもそも目標へ辿り着ける気がしない。
そんなことはありませんか?
目標だけに向かって1日24時間を使うことはできない。
生活があり、仕事があり、家族との時間がある。
「普段の生活」の中でプラス目標というものがある。
そんな人がほとんどだと思います。
生活を保ちつつ目標を達成するには何かを削る(妥協する)必要があります。
- スマホをボーッと見てる時間
- 映画や動画を見ている時間
- 睡眠時間
- ダラダラしている時間
逆に目標に関係する行動や勉強は妥協しない必要があります。
- 毎日1時間の勉強時間
- ブログ1記事を書くこと
- Twitterやインスタに発信すること
- 本を読んで知識を学ぶこと
まずは妥協するものと妥協しないものをはっきりとさせることで、目標へ注力することができるようになります。
目標の細分化をして基本の「小さなこと」を大切にする
「ブログで月100万円を稼ぐ」という目標を立てても、最小単位の行動まで細分化すればとても小さな作業になります。
- ブログを書く
- キーワードの需要を調べる
- 上位の記事を見る
- ブログの構成を作る
- 何を売るか決める
「集客記事を10記事つくり収益記事を1記事のブログ構成を考えてマーケティングをする」
こういった内容は行動が見えにくく、何をしていいのか分からなくなってしまいます。
まずは細分化、目標を小さなピースにバラす。
小さな行動を組み立てて大きな目標を作っていきます。
結果ではなく、何をするかの行動を目標にする
仕事では結果を目標とすることがほとんどです。
- 新規契約50件獲得
- 月の売り上げ300万円達成
- 新規開拓10社
しかし結果は自分でコントロールできないものです。
だから達成しないときにも達成しない理由が明確には分かりません。
「もしも〇〇したら結果が出たんじゃないか」という”もしも”にも確実性はありません。
結果を目指しても、結果を出すために考えうる「行動」を一つ一つこなしていくことが確実性がなくても目標へ最短ルートです。
フィードバックを行う
目標とする結果を何度も達成している人は「達成するために必要なこと」がわかっています。
しかし目標とはほとんどの場合、達成したことのないものが多い。
そんなときにゴールまでの道筋は分かりません。
あくまで考えうる「行動」を一つ一つこなしていく。
ここで大事なのは行動が良かったものか不要だったものか、行動によってどんな結果を生むことになったのかを評価をすることです。
「何が良くて、どんな結果を生んで、どうなったのか」を客観的な視点でリストアップして、次どうすれば結果をもたらすのか考え、何をするのかを決めるフィードバックが必要です。
目標をイメージする
- ブログで月100万円を稼ぐ
- 会社を経営する
こういった目標を具体的にイメージできるかどうかは目標へ辿り着けるかどうかを決めるポイントです。
行き先が分からずただ走っている状態と、遠くにうっすら見えている行き先を目指して走る状態とでは後者のほうが時間はかかるかもしれませんが目標という行き先に辿り着くことはできる。
理由は目指している行き先が見えているから、後どれぐらいで着くのか?まだまだ遠くにあるのか?が判断できるからです。
もしくは地図がなければ目的に辿り着けない。
でも地図という目的地をイメージできるものがあれば辿り着くことができます。
目標はイメージできるもの、もしくは見えているものに設定すると一つ一つの目標を達成していくことができます。
目標が達成しない根本的な原因は?
目標が達成しない根本的な原因には誰もが陥りやすいものがあります。
無理な目標を立てている
イメージすらできない。
現実的にできると証明できない。
心の中では無理だと思っている。
「達成への確信が持てない目標」を立てていることが原因です。
10万円労働で稼ぐことはイメージできるし、現実的だし、2週間ぐらいバイトすれば稼げるかと心の中でも確信が持てます。
しかしブログで月10万円稼ぐことをイメージして、現実的に考え、確信が持てるか?と言われればブログで稼いだことがない人には確信のない目標です。
でもキーワード選定をして、読者を想定して、記事構成を作り1ヶ月に10記事書くという目標だったらイメージできるし、現実的だし、3日に1記事を書けばいいという確信が持てます。
無理な目標ではなく、手に届くけど頑張りが必要なぐらいの目標を立てなければいつまでも変わらない。
目標を達成するための行動がない
資格を取得しようと参考書を揃えたのに、実際に勉強の時間をとっていないなど、目標を達成するためのはじめの1歩である行動がないと目標は達成できない。
行動ができない理由として、仕事が忙しいとか時間が取れないなど人それぞれの理由があるかもしれません。
もしくは毎日クタクタで勉強する気にならない。
しかし目標は自分との契約なので「契約は果たさなければならない」
その責務は行動をすることで果たすことができます。
時間配分がおかしい
時間配分が取れないほどの目標を組み込むのも達成しない原因です。
「ブログで月100万円稼ぐ」という目標のための行動なら半年や1年時間を作れるかもしれません。
しかし「ブログで月100万円稼ぐ」と、「会社で昇進をするために知識を学び成果物を作る」の目標2つを同時進行するとなると1日の中で時間配分が取れなくなる。
1日の中で仕事や睡眠を除いて目標のために使える時間は少ない人で3〜5時間、多い人でも6〜7時間ぐらいだと思います。
この大切な1日の時間で処理できる量を無視した目標の詰め込みは、キャパオーバーを引き起こし立てた目標が全て進まずに終わってしまいます。
達成することの喜び、達成しないことの恐怖がない
目標は「欲しいと望むから設定する」ものです。
欲望が強いか弱いか関係なく望むから目標を立てて、達成するために行動する。
目標が達成した状態の嬉しさ、喜び、幸せを自分自身に理解させていない。
また達成しなかったときの情けなさ、悔しさ、人生がどうなっているかを自分自身に理解させていない。
望むことはしても「なぜ?なんのため?どうなる?」の動機づけを自分自身にしないでいると、すぐに普段の一応安定した小さな満足感がある現状維持に逃げてしまいます。
一番厳しい状況で達成する方法を考えてない
目標のために使える時間やリソースは無限ではない。
毎日元気で、やる気に満ちていて、集中力が高い状態で行動できれば目標達成は簡単なのかもしれない。
だけど疲れていたり、悩みがあったり、ストレス発散だと遊びに行ったりしてしまい目標達成への計画は簡単に崩れてしまう。
または思った通りの結果が出なかったり、振り出しに戻ったりして時間がかかりすぎることもある。
そんなとき”最高の状態”で目標を達成することを考えていたら、ほとんど失敗します。
考えるべきは一番厳しい状況でどうやって達成していくのか?ということ。
最前の状態で行動ができないことがほとんどだから、最悪の状態を想定しないと行動できない理由を作ってしまう。
目標達成能力を磨く方法
立てた目標は達成するほうがいい。
目標を達成する能力を磨き育てる方法について解説します。
目標達成をイメージする
「想像できることは現実にもできる」
スポーツの世界にはイメージトレーニングというものがあります。
頭の中で自分のパフォーマンスを想像し、それを体現する。
頭の中で想像ができないものは、体現のしようがありません。
仕事や個人的なことであっても、目標とするものが「どんなものか」想像することでそのために必要な「コト・モノ・ヒト」が分かります。
あくまで自分の頭の中の想像なので100%の正解ではなく、もしかしたら50%かもしれないし30%の正解かもしれない。
しかし想像しないと0%近くになってしまうからこそイメージすることには価値があります。
論理的なステップを組み立てる
目標への道筋が見えてきたら、次にすること今すぐできる行動まで小さく分けていくこと。
ブログで月100万円稼ぐためにはアクセス数やトレンド、SNSの集客やSEOの上位表示、セールスコピーの能力、ライティングの能力が必要です。
それらを今すぐできる行動まで小さく分けると、本のレビューを書いてアフィリエイトリンクを貼る。
上位表示されている記事を読んで自分の記事との違いを見つける。
すぐに始められる小さな行動を積み重ねていき、キーワードの選定の仕方や内部リンクの整備、まとめ記事でSEO上位を狙うなど少し大きな行動になる。
ブログで稼げた方法を有料noteにしてSNSで集客し販売することで月100万円に近づいていく。
「〇〇をして、次に〇〇をして…」のように小さなことから目標達成へのステップを組み立てること。
目的のための目標をつくる
「ブログで月100万円稼ぐ」だけでは、稼げても稼げなくてもどっちでもよくなってしまいます。
目的があると目標を達成するための行動力を上げることができます。
起業家としての第一歩としてリスクの少ないブログを立ち上げ成功させる。
そのためにブログで月100万円を稼ぐ。
会社員として働いていると家族との時間が少なく、大切な家族との時間を増やすために時間に縛られない収益源をつくるためにブログで月100万円稼ぐ。
ブログで月100万円稼ぐという目標がより大きな目的を手にいれるために大切なことを理解することで、稼げても稼げなくてもいいとは考えられず達成するために行動力を上げることができます。
切磋琢磨できる環境に入る
一人で目標を達成するために黙々と日々を過ごすのもかっこいいかもしれませんが、切磋琢磨できる環境に飛び込むほうが早い。
目標を達成しようと努力したり行動したりする人の側にいると、考え方も行動もいい意味で変わっていきます。
自分の弱さや甘さに気づくこともあるし、逆に頑張れているんだと自己評価が高まることがあるかもしれません。
一人で黙々とこなしていたら気づかない多くのことに気づく機会があり、収穫があるはずです。
昨日の自分、同僚や仲間と競争をする
目標を達成するのに競争心は役に立ちます。
仕事であれば同僚。
個人的な目標であれば昨日の自分。
「負けるものか!」という気持ちは目標達成のために動力として使うことができます。
勝ち負けにこだわりすぎると本来の目的や目標から外れてしまうこともあるので注意が必要です。
同僚や昨日の自分の小さな失敗や行動を「できてない」とけなした言い方をして、自分はできていると自分がいかにもできているような表現や考え方はよくありません。
あくまで自分の成長のために、甘さや弱さを克服し努力と行動を続けるために競争心を役立てます。
目標を公言する
目標を達成するために「目標を公言しよう」の本当の意味は自分への刷り込みです。
言葉にする。紙に書いて毎日目につくところに貼る。
目標を公言したからといって目標は達成しない。
だけど目標は「これだ!」という自分への刷り込みになります。
意識的行動は無意識行動よりもはるかに力が弱い。
無意識行動が目標達成に向かうように自分への刷り込みを行うために目標を公言します。
つまり1回だけ話す。1回だけ紙に書いてみる。
これは意味がありません。
長い時間がかかるものだけど、目標を話す。目標を見る。
気づいたときにはいつも目標のために自然に行動できるようになります。
まとめ
目標を立てて達成できる人は、目標を立てた人の中でわずか数%です。
目標を達成できること自体が実はすごいことなんです。
そして目標達成能力が高まるほど自己成長し、豊かになり、自己肯定感が高くなり、自信がつき更に大きな目標を達成する土台になります。
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